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0090/日々の毎日の空気  /言葉が怖い

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毎日ことばをお使いになるあなたにも



実はこの本日のタイトル「言葉が怖い」は、向田邦子/講演CD「言葉が怖い」(新潮社)と同じタイトル名である。向田邦子さんはすばらしい作家でいらっしゃる。ぼくは向田邦子さんの大ファン!なのだ。そういうぼく自身は作家でもなんでもない。そんな作家でもなんでもないぼくでも向田邦子さんと同じように「言葉が怖い」のである。



こんなことを感じたり思ったり体験してしまうのはぼくだけだろうか。たとえば、ふと嫌な言葉がアタマをよぎる。よぎった言葉がアタマから抜けない。抜けないまま毎日を送ってしまう。これはあくまで「ふと」なのだから「いつも」ではないことをお断りしておきたい。でないとぼくは病人あつかいされてしまうおそれが出てくるからだ。



この、「ふと」とは「気分転換的な時間流の中での突然の出来事」という意味なのだから、日常的に頻繁にあることではない。もしこんなことが頻繁におきていたら、きっと今頃のぼくはとっくにお墓の中に住んでいるにちがいないからだ。あ~~、言葉が怖い!!



おっと、話しがアッチにそれてしまった。そうそう、ふと嫌な言葉がアタマをよぎるというところに戻らねば戻らねば。言葉が怖い怖いぞとね。ふとアタマによぎった嫌な言葉とはどんなものだろうか。サンプルとしてあげてみせよう。これはあくまでたとえばだからね。たとえば「ぼくはいつか死んじゃうんだ」とかたとえば「いつか病気で苦しんで治らなくなっちゃう」や、たとえば「このまま仕事が無くなって無収入になっちゃう」とかだよ。



まだホントにそうなっていない、しかし未来にはそうなるんじゃないかという不安な言葉。嫌な言葉。恐怖の言葉。思うだけで吐き気が起きる言葉。そんな言葉をアタマでこの言葉を思う時間はそれこそコンマ3秒くらいだろうか。いつまでもこんな言葉をアタマの中でオクチの中で復唱はしない。したくない。



しかし、そんなコンマ3秒程度の超短時間であっても、自分で思って自分に聞かせてしまっているのは事実なのだ。脳はどこかオバカだから、現実にそうなっていなくても、脳内では「そうなっている」状態を作ってしまうんだよ。知ってました?こういう脳の仕組みを。



どう思いますか?みなさん。あなたがアタマの中で一瞬思った言葉が脳内実現しながら、日々の日常の裏では平行して「脳内実現」が進行しているのですよ!脳はいっしょう懸命にあなたが思い浮かべた言葉を実現するために働いているのです。怖い怖い恐~~いでしょ?言葉が怖い?脳が怖い?言葉も脳も怖いっ!!


一瞬、つい、ふと、思ってしまった言葉はアタマの中から抜けず、永久無限運動する回転寿司の如く、寝ていても醒めていてもまわりまわる。ずっとまわるんだ。しかも無意識にまわるので止める方法が無いのだ。あなたのアタマの中では頼みもしないのに脳が勝手に指揮しているんですよ。



えーと。これを業界用語では「潜在意識のはたらき」といいますよ。みなさん知ってますよね。これが良い方に働いてくれれば、あなたは社長になり、玉の輿に乗り、幸せな結婚をし、仕事は大当たり。裏目に出れば、さっきの嫌な言葉がそんまんま、思った通りになります。



がんばって良い言葉を思ったり念じてもすぐに回転寿司のレーンは止まったり壊れたりしちゃうくせに、悪い言葉を乗せたレーンはいつまでも元気にグルグルだ。嫌なことはなかなな抜けないと来ているんだよ。


あー、言葉が怖い!脳が怖い!

ついでに、回転寿司も怖い怖いっ!のだ!!!~




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by shirano-yu | 2014-04-20 09:50 | 日々の毎日の空気

いきなり外の世界に心を向けようとしないで、いったん自分の脳の中に入りましょう。そこには自由で思い通りの世界があります。まず自分の脳の中に入って、そこからあらためてコントロールをするという手もありますから。


by りゅう