■12/独自のオーラの世界
オーラというものは、この地球の空気と同調しやすくなっていて、そのおかげで他
人のオーラの波長も受信しやすくなります。
わたしはリーディングというものをおこないます。
どんなことをするのかといいますと、まず電話回線の会話の中で、ご相談者の方と
波長を合わせ、相談者のご質問に登場する相手の方にも同調します。
ある時は病人の方、ある時は失恋症候群、ある時は経営者と、いろいろな方のオー
ラを波長を合わせ、リーディングしてご相談者からのご質問に「お答え」するので
すが、そんなことをやっていると、当然ですがいろいろなものが自分の中に入って
きます。
よく聞くお話ですが、気の弱いやさしい占い師や興味半分で気功師になった方で、
お仕事の中で患者さんやご相談者からの邪気を受けてしまい、その結果倒れてしま
ったというようなことがあるみたいです。
ご相談者は当然ですがおカネを払って相談に来られるわけですから、容赦ない邪気
の発散をしてまいります。
病気の方も同様、なんとかすがって自分が助かろうとしますから、パワーの無い気
功の先生だと、奪われてしまったり変なものをかぶったりするわけです。
そうなってしまって仕事を廃業したり寝込んでしまったりした方の話は案外多いも
のです。お気の毒な気がします。
これは、その方たちが「人格者になったつもり」で「マジメ」におこなうものです
から、ご相談者の邪気をそのまま受けてしまったからです。
精神科の先生もよく患者さんの邪気を受けるといいます。おそらく、「防御」する
ことで精一杯で、「術を使う」までいかなかったのでしょう。
先ほど、オーラというものは空気と仲良くなりやすく出来ていて、そのおかげで人
間のオーラとも同調しやすくなります、と書きました。
ただ、その「同調しやすい」という感性だけでシゴトをしてますと相談者の波動を
受けてしまうだけで終わり、そのまま防御オンリーになれば、最後は無残な結果に
なります。
わたしはプロの占い師やヒーラーの方にも講座をおこなっていて、無残な結果にな
らない方法などもお教えしていますが、ちょっとそのコツみたいなものをお話しし
ます。
これはなにも仕事でオーラを使う方だけでなく、日常生活の中で「やったほうがお
得」なことなので、よく読んでおいてくださいね。
大切なことは、自分と相手のオーラの波長が合ってしまうのを、ワザと「ハズす」
ということです。
自分に来たものをマジメに受けない、ということです。
これによって、ご相談者や患者さんについている病気の波長や邪気を「ハズす」こ
とにもなるのです。
相手からくる悪いものを完全に受けてしまうと、自分と相手は必ず「鏡写し」の関
係性になっていますから、自分に来た悪いものを、またご相談者に返してしまうと
いう、最悪な状態になります。
そうなると相手はまた無意識に返してきますから、もう話を聞いてあげるどころで
はありません。
マジメにやる、というのは全然マジメになっていないということなのです。
相手の状態と同調しない、というのは、オーラを使う中でとっても大切な「術」で
す。
これを「独自のオーラを持つ」といいます。
先ほどの倒れてしまった方たちには、そういうものが無く、全部ご相談者に乗り移
られてしまった、ということになるわけです。
相手とのオーラを「ハズす」ことが、もし日常で自由に使えたならば、そうとうス
トレスレスになれると思います。
相手からのオーラをうまく「ハズす」ことをしてあげると、相手の方はなぜか楽に
なるのです。
ある意味で調子がくるってしまう、ということにも通じますが、もともと辛いこと
があってご相談に来れれるですから、「良い方に調子をはずしてあげる」ことがヒ
ーリングの術でもあるのです。
ヒーリングの時だけでなくても、怒っている相手に対してやすらぎのエネルギーを
送るとか、やる気の無い方にがんばらなければならない気持ちが生じるエネルギー
をワザと送ってみるとか、しつこくつきまとう人にはここで逃げずにワザとストー
カー的に見えるように追いかけてみるとか、騒がしい場所でワザとゆっくりした動
作をしてみるとか、そういう「場と自分のくずれ」を意識的に起こすことで自他共
に「ソフトショック」がおきます。
こういう感じでオーラを使うアイデアを、ちょっと考えてみてください。